【戦争から学ぶ】失敗の本質を見極める。

『失敗の本質』

おはようございます。おーみんです。

 

「失敗から学ぶ」

 

人は失敗を繰り返しながら成長していくと言われていますが、その中で大切なのは、失敗から原因を探してしっかり改善をしていくことです。

失敗から学ばなければ意味はありません。

 

そこで今回はこの本から「失敗」について学んでいこうと思います。

書籍紹介

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

  • 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1991/08/01
  • メディア: 文庫
  • 購入: 55人 クリック: 1,360回
  • この商品を含むブログ (302件) を見る
 

『失敗の本質』を読んだ感想

この本自体は1991年8月初版と結構昔からあり、僕が読んだのは最近でした。

東京都知事の小池百合子さんが推薦する本としても有名で日本経済新聞などでも良く紹介されていたのがきっかけです。

 

本の内容はミッドウェー海戦や大東亜戦争を通した日本軍の数々の失敗例を解説しています。

学校の歴史の授業では単純に「日本がアメリカに負けた」としか習いませんが、その中身はどうだったのか?

日本の組織とアメリカの組織の違いから両国の戦争への意識まで詳しく書かれていました。

 

この本を読んでいるとアメリカの人たちの思考力の柔軟さ、臨機応変さが凄く伝わります。

 

例えば、通常時は日本もアメリカも学歴を重視し、陸軍の組織の形態もトップになる人ほど学歴が高かったですが、戦争時になると一転、アメリカは兵士として実績を出したものをトップに入れ替えていきます。

これは実際に戦争の第一線で活躍した人でないと指揮がとれないという考えのもと、行ったようです。

状況に応じて臨機応変に指揮者を変えるアメリカに対し、日本は通常時と全く変わりませんでした。

 

その結果、日本軍のトップには実際に戦争の現場に行ったことのない学歴だけある人たちだけが集まってしまい、指示も滞り、意思疎通ができずに現場の兵士たちが勝手に作戦を決めてしまう始末にまでなってしまいます。

 

変に「和」を強調する日本ですが、こういうところは当時から甘かったようですね~。。

あくまで噂のレベルですが、海軍の山本五十六は兵士たちが妙に「和」にこだわるため、本当は勉強したかったけど強制的に皆で飲んだりしないといけなかったらしく、皆が寝静まったあとに一人黙々と布団に潜って勉強していたなんていう話もあります。

 

他にも日本軍といえば「零戦」のイメージが強いでしょう。

この零戦も、実は非常にコスパが悪かったのですが、当時はあまりにも強すぎたために日本軍はさらなる改良を怠り、兵士の教育も放置してしまったために当然アメリカの技術に追い抜かれていきました。

 

零戦は無駄な機能をすべて取り去って軽くしている分ものすごく速く機能性も優れているのですが、兵士の教育を怠ると当然十分に機能しません。

最終的に敵の空母へ体当たりをしたが、アメリカの頑丈な空母によってはダメージをそんなに与えられずに兵士は無駄に死んでしまったなんてこともあったようです。

 

ミッドウェー海戦のときは日本軍の通信をアメリカ軍がすべて解読していたなんて話や、レイテ海戦ではアメリカに大打撃を与えるチャンスだったのに目的地寸前で謎のUターン(おそらく指示の伝達ミス)を引き起こしたりと、今振り返れば色々なミスが繋がって戦争を自ら不利な状況に追い込んでいったことがたくさん学べました。

 

戦争に関する本は難しかったりするのが多いですが、この本はその中でも読みやすかったです。

気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

よろしければ「読者になる」ボタンも押していただけると嬉しいです。