又吉直樹の「劇場」がよく分からない件

『劇場』

おはようございます。おーみんです。

芸人としても作家としても注目を集めている又吉直樹さんが再び小説を出版しました。

その名も「劇場」

今回はその本を読んだ感想を書いていきたいと思います。

書籍紹介

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『劇場』(又吉直樹 新潮社 1300円+税)

『劇場』を読んだ感想

『火花』で芥川賞を受賞した又吉直樹さんの新著です。主人公の「永田」は幼馴染の「野原」と劇団を立ち上げ、脚本家として生計を立てていました。しかし、劇団の評価は高くなく、永田と野原を含む5人のメンバーのうち3人が辞めることになります。今まで皆で頑張っていた仲間だと思っていた3人からは今まで溜まっていたのか、不満や批判を散々言われ落ち込む永田。

売れない脚本家のため、経済的に苦しく、同時に精神的にも追い込まれた永田はある日、道端の窓ガラスから画廊を覗いていると同じく画廊を覗いている女性に気づきます。この女性なら自分のことを理解してくれると直感した永田はこの女性に近づいていきます。

当然女性は逃げます(笑)

それでも永田は女性を追いかけ続け、ついに追いつき、怯えるその女性に話しかけました。

 

永田「靴、同じやな」

女性「えっ」

永田「靴、同じやな」

女性「違いますよ」

 2人が交わした最初の言葉。永田は自分でも何を言っているのか分かっていませんでしたが、話しているうちにこの女性は永田に興味を持ち、2人は仲を深めていきます。

女性の名前は「紗希」

中学のころから演劇部に所属しており、永田と出会ったときは東京に上京してきて服飾系大学に通っていました。

紗希はとても(異常に)人が良く、家賃も払えなくなった永田が自分の家に転がり込んできても快く受け入れてくれました。それどころか1人暮らしの家賃も光熱費もすべて紗希(の両親)が負担します。永田はいわゆるヒモの状態になりながら演劇へ力を入れるわけでもなく、家でゲームをしたりぼんやり散歩したり、どうしようもない生活をし続けます。

永田と同世代の人たちが演劇で活躍していくのを見て、周りからまったく評価されない自分に嫌気がさし、ついには紗希を責めたりして2人の関係まで崩れていきます。

大学を卒業し、社会人として紗希は働くも、永田との関係のせいもあるのか体力的にも精神的にも疲れ果て、実家へ帰る決意をしました。

 

大まかな物語の進行はこういう感じです。

読んでみての感想は少し物足りなかったなぁ~という印象です。もちろん永田と紗希の出会い、同じ劇団員との衝突や同世代で活躍する人たちの内容はどれも又吉さんらしく、不思議な感じがしましたが、そんなにインパクトが強いわけではありませんでした。あとは単純に僕が主人公の永田みたいな人が好きじゃないのもあるかもしれません(笑)

又吉さんの「劇場」をネットでも調べてみましたが、又吉さん自身もこの本を書くのにはかなり苦労したそうです。

なんでも『火花』よりも前から書いていたのだとか・・・

まだ発売されたばかりですし、これからたくさんの方々がこの本を読まれると思います。僕には気づけなかった良さがきっとあると思うので色々な感想を楽しみにしています。

 

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