おはようございます。おーみんです。
今日はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。Twitterでたくさんの
方々が読んでいたので速攻で買ってきました。
書籍紹介
『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜 メディアワークス文庫 630円+税)
読んだ感想
内容は主人公の高校生「岡田卓也」と病気で入院している同級生「渡良瀬まみず」の恋愛物語です。
まみずは「発光病」という不治の病に侵されており、学校には行けずにずっと病院で生活していました。2人の出会いは春、学校の皆で書いた色紙を卓也がまみずへ届けに行ったところから始まりました。まみずは人懐っこい性格ですぐに卓也と打ち解けると、自分が死ぬ前にやりたいことを自分がやるかわりに卓也にやってほしいと頼みます。まみずのやりたいこと・・・それは卓也にとっては悲劇でした(笑)
1人で遊園地へ行き、ジェットコースターや観覧車に乗ったり、2~3人で食べる大きなパフェを1人で食べたり。ときには大食いチャレンジやメイドカフェでのバイトなど、たくさん要求されました。
(それをしっかりこなしていく卓也、ホントに良いやつ・・・)
ここらへんまでは、良くありがち(?)な展開だなぁ~と思っていたのですが、実は卓也にはもう1人、ずっと心に残っている大切な人「鳴子」の存在がありました。鳴子は卓也の姉で少し前に交通事故で亡くなっていました。それ以降、母親は精神的に病んでしまい、卓也自身も大切だった姉の死で、なぜ自分が生きているのか、自分はなんのために生きているのか悩んでしまうことが多くなってしまいます。
病院ではまみずに対して特に変わらず接しますが、家庭や学校での彼はとても「普通の状態」とは言い難かったです。そしてまみずのことを想ううちに、まみずまでもがいずれ病気で亡くなってしまうことを思ったとき、彼はまみずとともに死のうとすることを決意します。
それに気づいたまみずが卓也に放った言葉、彼女が卓也に託した願いとは?残念ながらまみずは病気で亡くなってしまいますが、卓也はその後、どういう人生を送っていったのでしょうか。
この作品を読んで、以前紹介した小説『君の膵臓をたべたい』に近い感情を抱きました。『君の膵臓をたべたい』が時間の大切さを学べる本なら、今回の本は命の大切さを学べる本ではないでしょうか?
世界には不治の病気を背負って必死に生きようとしている人たちがたくさんいます。必死に生きても、それでもやがて亡くなってしまう。それに比べたら、たまに現れる僕の小さな悩みはまだまだ大したことないし、それで挫けてる場合ではないなと思いました。
また色々な本を読んでいこう!
ちなみにネットで調べたら「発光病」は現実にはないそうです。著者の佐野さん曰く、エビの病気に似た症状はあるらしいですが・・・
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