なぜ癌は消えたのか?医療本格ミステリーの傑作

『がん消滅の罠』

おはようございます。おーみんです。

「癌」

一度末期の状態を経験すると、様々な箇所に転移するために完全治癒は難しいとされています。今回は余命宣告された患者がどのようにして癌を治したのか、この本を読みながら振り返っていこうと思います。

書籍紹介

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『がん消滅の罠』(岩木一麻 宝島社 1380円+税)

『がん消滅の罠』を読んだ感想

主人公の医師「羽島悠馬」と「夏目典明」は大学院時代、「西條征士郎」教授の下でマウスを用いて癌(がん)の研究を行っていました。生真面目で勉強家の夏目と柔軟で大胆な発想力を持つ羽島は学生時代から2人で研究を行ったり、医師となってからも度々話し合う仲でした。

しかし、あるとき夏目が余命宣告した4人の末期がん患者のがんが完全寛解するという奇妙な現象が起きます。しかもその患者たちは、がんだと判明する直前にそれぞれの収入に見合わない高い保険に入っており、リビングニーズ特約で3000万円を受け取っていました。さすがに不審に思った夏目は羽島や保険会社の「森川」らと原因を調査し始めます。調査をするうちにその患者たちの手術をしていたのが「湾岸医療センター」という民間病院だと分かりました。

なんとそこの理事長は羽島と夏目の恩師である「西條征士郎」だったのです!実は西條は羽島と夏目が大学院を卒業すると同時に教授を退職しました。定年というわけではなく、また研究で不正を行ったわけでもなく、はっきりとした理由は明らかになっていませんでしたが、夏目は西條が退職するときに自分が何をしたいのか放った一言を思い出しました。

 

「医師にはできず、医師でなければできず、そしてどんな医師にも成し遂げられなかったことです」

 

 医師にはできず、医師でなければできず・・・・

??

そこのあたりはミステリー小説ならではの展開でした。治るはずのないがんはなぜ消滅したのか?理事長の西條先生の本当の目的とは・・・

僕は医学的知識は全くありませんでしたが、この本は読みやすかったです。もちろん医学的な専門用語もバンバン出てきますが、文中で説明してくれたりしていたのでそのあたりは問題ありませんでした。

現実の世界でも医療ミスなどが起きたりしていますが、この本を読んでいると、本当に「ミス」なのか怪しくも思ってしまいます。裏では本当は何か別のことが行われていたりして・・・

まあ考えすぎても仕方ないか(笑)また他のミステリー小説も読んでみよう!

 

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